第一科 日本画

安田敦夫やすだ あつお

会員

浸蝕

179×222

作家のことば

 人工物の平板が『人が植えた芝生』と、『自然に生えて来た雑草』の双方に侵蝕されていく様子は、『制御しているつもりの自然』と、『天然ものの自然』の双方から「人間がすることは残念だね。」と言われている気分になる。それを無意識に美しいと受け入れている自身の感性が、日本人の感性の核なのかな?と思ったりする。