第一科 日本画

川島めぐみかわしま めぐみ

特選

迎へびと

227×182

受賞理由

 室内風景の自画像だろうか、迷いながら色を重ね剥がされた塗り方は日々の悩みや葛藤、心の内面を表し、しっかりと握った四つ葉のクローバーの花束に将来の希望を託した初々しい表現が魅力である。

作家のことば

 常に自分自身の未熟さと闘い、向き合いながらの制作でした。
 クローバーの花束にある葉はすべて四葉で描き、非現実的でありながらも不可能ではない夢を抱く、ひとりの人間の力強さとも捉えられる純粋な部分を表現しています。