第二科 洋画

竹留一夫たけどめ かずお

会員

黎明

F100

作家のことば

 桜島は、鹿児島市街東の錦江湾に、黒々として横たわり、街もまだ深い帷の中に包まれている。
 太陽は既に大隅半島の彼方、太平洋の水平線の上に顔をのぞかせ始めているに違いない。
 夜と昼が交錯する厳粛な一瞬を捉えてみたい…と思った。