第二科 洋画

小川尊一おがわ たかいち

会員

イタドリが咲く頃

F130

作家のことば

 これまで野外における人物の生命感を描いている。レンガでできた変電所跡の白壁が美しく、両翼にそびえる壁の形とイタドリの花がモデルの衣装や仕草と妙にマッチし嬉しくなった。今にも壁を埋め尽くそうとする蔦がドーム状の窓と相まって、まるでリズムを奏でているようだ。