第二科 洋画

錦織重治にしこおり しげはる

会員

穂高岳望む

F130

作家のことば

 上高地の大正池よりジャンダルムと奥穂高岳一帯に朝光を受けた五月中旬の朝、芽吹きから緑が少しずつ上昇し日差しを受けたこの様は、凜とした緊張感の漂う静寂の世界、小鳥たちのさえずりと風との音色、澄んだ空、それを突き上げる峻険な穂高。
 この地の空気と風を感じて頂けたら幸いです。