第三科 彫刻

池川 直いけがわ すなお

監事

Musa ε' (テルプシコラー・舞踏)

180×90×60

作家のことば

 オリーブの伝説を彫刻にしたいと思いギリシア神話を紐解き二十年が経ちました。現代と古代の人間社会には繰り返しの連続であることがわかりました。ヘシオドスの神統記に出てくる九人のムーサを作り始めて3年になります。この彫刻は五番目に出てくるテルプシコラーで舞踊を司る女神です。亀の甲羅のリラの調べに舞っています。