第三科 彫刻

文部科学大臣賞

嶋畑 貢しまはた みつぐ

会員

青春の詩 「祈り」

175×53×45

受賞理由

 温和なポーズの立像だが、何故か目を引く作品で、“匂い立つ造形”としてそのユニークさが評価されたと思う。テラコッタ風の着色、やや前方に目を向けた美しいプロポーション、バランスのとれた造形感覚が良く、素直な表現は、作者の思いをそのまま潔く伝えてくれる優作である。

作家のことば

 科学の発達と共に私達の生活は日々変化しています。また、環境汚染や、自然災害の問題も多く、暮らしにくい現実となっています。
 人々が平和に生活したいという願いが真摯に向き合った時それが、祈りとなることだろう。