第三科 彫刻

加藤真浩かとう まさひろ

特選

馳す

210×62×67

受賞理由

 強靭な肉体をもつ青年は、胸を張って清々しく立つ。力強い肉づけがその印象を引き立たせている。天の一点を見つめ思いを馳せる表情からは、内面の意志の強さを感じさせる。

作家のことば

 人々は、遠くの人や場所、様々な事柄に思いを馳せることがあります。
 それは現代だけでなく、過去や未来にも及ぶものです。その思いは時空や空間を超えて伝わり続けると私は考えています。
 この作品も、人々がさまざまな思いを馳せながら、どこかからの思いを受け取りながらここに存在するのだという考えを元に制作しました。