第四科 工芸美術

吉水絹代よしみず きぬよ

会員・審査員

奏でる森

〔織〕 160×115

作家のことば

 落葉樹は厳しい冬を迎える前に、色づき風に舞い、華やかな音色を奏でながら葉を
落とします。
 その凛とした空間は色とりどりに装った樹々達からのエネルギーに包まれ、生への喜びが押し寄せて来るようです。
 季節の移ろいの美しい黄昏時への想いを、色づく美しく静かな世界を、糸に託して織で表現しています。