第四科 工芸美術

浅井啓介あさい けいすけ

会員

虚の円相

〔漆〕 140×140

作家のことば

 漆での抽象表現を試みました。黒漆の艶の違いで円相を描き、作品側面には、蒔絵や螺鈿等で文様を描きました。黒一色の虚の空間、その中に浮かび上がる円。ある種の東洋的思想を工芸絵画として表現いたしました。ゆっくり画面と対話していただきたい。