第四科 工芸美術

古瀬政弘ふるせ まさひろ

会員・審査員

Rhyton ~光芒の果てに~

〔鍛金〕 74×44×39

作家のことば

 Rhytonリュトンとは“流れ”を意味し、古代より神々(自然)からの恵みを分け与えるために用いられた注器である。上部には豊穣の秋を象徴するかような秋雲や風を施し、雲の隙間から見え隠れする一筋の光に照らされた神々からの使者(幻鳥)に、人々への安寧を祈る気持ちを込めて制作した。