第四科 工芸美術

向山伊保江むかいやま いほえ

会員

雲の扉 Ⅱ

〔七宝〕 145×112

作家のことば

 空にある雲の通い路は、天上と地上を結び交わり、その上を鳥や月が渉るといわれています。
 眺めの空のなか、鳥は扉を開けて前に進んでいきます。
 七宝を焼成する素地の銅板を、折り曲げ加工、打ち出し成形後に、釉薬、金箔を用い、描き割り、有線等で焼成しました。