第四科 工芸美術

斉藤晴之さいとう はるゆき

無鑑査

プラットフォーム

〔漆〕 78×38×21

作家のことば

 ひとつの時代を終えて、新たな始まりへの予感。遥か昔に観た、原風景の記憶の中に、現れた遺構のように、それは建つ。旅立つものと、それを見守る者が対峙する。漆黒の面を持つ形を目指す。最先端のPCが創り出す音楽を聴きながら、構想し制作する。あたかも遥か未来に、新たな星を目指して旅立つ宇宙船と発射台のように…。