野村裕晧
特選
上弦の月
〔鍛金〕
85×39×19
受賞理由
シンプル・イズ・ベストと言う言葉がよく似合う作品である。3㎜厚のステンレスの硬い板を曲げたり捻じったりして造形した。鏡面部分も美しい仕上がりで、非常に高い技術力を感じる。上弦の月へのロマンを表現。
作家のことば
毎日が、日常の繰り返しでも、月が見えた夜は幸せな気持ちになる。満月も良いが綺麗な上弦の月を見るとロマンを感じる。そんな気持ちを造形にしてみました。素材は、ステンレススチールを用いた曲面と、平面の構成、そして仕上加工は、ヘヤーラインと、鏡面をバランス良く入念に仕上げました。