横山煌平
会員
春立つ
かな
90×180
作家のことば
題材は萬葉集巻十・一八二九他一首。春の雑歌。春立つ誰呼子鳥が佐保の山辺を上り下りつゝ生気に満ちた春を張るかのように楽しく響めいている図となっている。長い間、清冽な日本的書線が奏でる流動美を求めてきたが、今回もそうであった。
梓弓春山ちかく家をれば
つぎてきくらむうぐひすのこゑ
第五科 書
題材は萬葉集巻十・一八二九他一首。春の雑歌。春立つ誰呼子鳥が佐保の山辺を上り下りつゝ生気に満ちた春を張るかのように楽しく響めいている図となっている。長い間、清冽な日本的書線が奏でる流動美を求めてきたが、今回もそうであった。
梓弓春山ちかく家をれば
つぎてきくらむうぐひすのこゑ