伊藤一翔
会員
高青邱詩
漢字
226×70
作家のことば
数年前より呉昌硯の尺牘に強い関心を持ち、コロナの時は随分と臨書をしました。尺牘の持つ卒意性と運筆の鋭さを表現出来ないものか苦労いたしました。行草書の持つ流動性にも注目して製作いたしました。
欲觀漢壇符 東上縹緲峰 葛花墜寒露 夕飮淸心胸
月出太湖水 鶴鳴空礀松 眞境久寂寥 蒼苔閟靈蹤
嘗聞綠毛叟 變化犹神龍 世人豈得見 偶許樵夫逢
攀險力易疲 探玄志難從 歸出白雲外 空聞仙觀鐘