第五科 書

永守蒼穹ながもり そうきゅう

会員

鼓の瀧

調和体 132×135

作家のことば

 古歌に「鼓の瀧」とあり、妙にひかれるものを感じて書きたいと思いました。
 鼓と瀧には中央に堂々と座してもらい、古歌には脇を固めてもらいました。
 文字の表情、線の味わい、余白など全が息づかいで繋がっていて、その全体から明るさや、生き生きした様など感じて頂ければ幸いです。

鼓の瀧
古歌にみる
音にきく鼓の瀧をうち見れバ
ただ山川のなるにぞありける