寺岡棠舟
会員
秋の訪れ
かな
70×225
作家のことば
『山家集』の中から秋の歌六首を選び横額に制作いたしました。
かな書の優雅で流麗な美が生かされるよう料紙を使用いたしました。古典に立脚した書を志し、香紙切や一条を学び、静的な線、動的な線、リズムにのった線、優美な線等幅広い展開を求め模索いたしましたが完成には至らず反省しております。
秋たつと人は告げねど知られけり
山のすそ野の風のけしきに
ふねよする天の川べの夕ぐれは
凉しき風や吹きわたるらむ
(以下略)