第五科 書

川合玄鳳かわい げんぽう

準会員・審査員

島崎藤村の詩

調和体 234×73

作家のことば

 余白美・品格の高さを求めつつ、大らかに堂々と書くよう努めました。詩文の一部を切り取った事で、島崎藤村の長文の詩から伝えたい本来の内容と異なってしまう文面と書表現になったかと思いますが、私はそれも良しとしました。如何でしょうか。

胸うつ音高く
君が血潮の騷ぐらむ