第五科 書

岩井秀樹いわい ひでき

準会員

藤原定家 花鳥和歌

かな 70×165

作家のことば

 藤原定家の「十二ヶ月花鳥和歌」より、十月の花の歌・鳥の歌の二首を題材に選んだ。江戸時代中期の琳派、緒方乾山制作の角皿がある。その表には歌意に基づいた花鳥画、裏面にはこの歌二首を書している。この角皿に心動かされ制作した作品。花鳥図の入った料紙に散らし書きした作品も次回試してみたい。