第五科 書

大田鵬雨おおた ほうう

準会員

雲林清磬

漢字 200×62

作家のことば

 清人高詠の詩「青原山寺に遊ぶ」を揮毫しました。山上にある静居寺を巡り、俗世間と隔つ山水、雲の凛とした風景を詠んでいます。近年追及する倪元璐の筆意による試みです。強く、黒くかつ余白を美しく仕上げたく制作に励みましたが、自分の思うところとは程遠い仕上がりとなりました。さらなる鍛錬が必要です。