第五科 書

笠原聖雲かさはら せいうん

準会員

禮新親舊

てん刻 6.3×6.3

作家のことば

 文字は西周期の金文を基調として用い、齊魯系の古璽の態を意図して制作した。過剰な表現にならぬよう注意し、文字の原形を大切にしながら全体の調和を心掛けた。過度な古色、極端な疎密は求めなかったが、作品として常に志向する自然な姿になったかと思う。