能島和明のうじま かずあき

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東北の地よⅣ（ヘクソカズラの冠）

作家のことば

　東北の地よ三部作で完の予定だった昨年。しかし復興は半ば。
　風雪に洗われた下半身だけの菩薩像を描いた。今年は幼児で東北の地の鎮魂をすることにした。頭に金色の冠を巻いている。「なんとその実の名はヘクソカズラ」。
　凜然と咲く東北の山の花々。その奥から聴こえてくる音を観ていただけたらと思う。