第一科 日本画

上田勝也うえだ かつや

会員

風の聲

155×220

作家のことば

 風が微かに音を立て、ススキの穂がフワフワと風になびいて揺れている。そしてその中の細い道を、若い女性が一人歩いている。
 それは、静寂の中の美しい一刻だった。