第一科 日本画

河村源三かわむら げんぞう

会員

ある日

181×224

作家のことば

 街中のウィンドウを見ていて、突然、過去のある一瞬を思い出すことがある。
 「記憶の底にある、なつかしい日の情景」だ。
 人々はただ、私の横を急ぎ足で通り過ぎていく。
 時間だけが心の中で静かに流れているのだ。