第一科 日本画

曲子明良まげし あきら

会員

緩やかに流る

160×220

作家のことば

 父の故郷、北海道蘭越町尻別川での取材。小雨が残るどんよりとした、夏にしては少し肌寒い空気の中、ゆったりと流れる川面を見つめていた。大地の悠久の時の流れ、そして老いを少し意識するようになった己の中の時の流れ、そんな事を思いながら。