第一科 日本画

北斗一守ほくと かずもり

会員

ヨリシロ

220×140

作家のことば

 石徹白の大杉に会ってきました。ミヤマカラスアゲハの群れ飛ぶ登山道を登った少し平らになった開けた所に、それは忽然と現れました。その存在に圧倒され、命の不思議を痛感しました。樹齢千八百年、樹高二十四メートル、幹回り十四メートル。この感覚は到底表現せられるわけもなく、ただ筆を動かし、絵の具を重ねるのみでした。