日展会員賞
岩田壮平
会員・審査員
epoch ’20-’21
215×152
作家のことば
COVID-19により二〇年から二一年にかけての日本の世相を描いた記録画である。江戸時代の「はしか絵」を下敷きとしており、伸ばされた顔は私自身の十二個の表情を描き重ねていった。黄金により作品全体を覆い尽くすことで、どこか世俗の陰に見え隠れするがいつも全てを覆ってしまうものの象徴をこれに表現したかったのだと思う。