第一科 日本画

伊東正次いとう まさつぐ

会員

散華図(枯れた百合と向日葵)

227×162

作家のことば

 二〇一一年の東日本大震災後、毎年一点「散華図」を描いてきた。「自然の脅威」と同時に、「人間が作ったシステムの脆弱さ」を感じ、鎮魂の祈りを込めて描いてきた。
 あれから十年が経った今、コロナ禍により、より一層描くことの意義を感じている。
 動植物たちが物語る世界を。