第二科 洋画

錦織重治にしこおり しげはる

会員

涸沢岳

F130

作家のことば

 これは長野県の奥上高地(八月初旬)涸沢カールの中央にそびえ立つ、夜明けの涸沢岳(標高三一一〇m)です。これは日本最大級の氷河で浸食されたカールからさらに見上げる日本アルプスを代表する景観。私の憧れの高地です。朝光と時折聞こえる小鳥のさえずり、風の音を意識し描きました。高原の空気と早朝の光を感じて頂ければ幸いです。