第二科 洋画

松野 行まつの こう

会員

渇き

F130

作家のことば

 風化の進んだ民家の壁を背景にココナッツ(ヤシの実)が並んでいる。南インド、辺境の村アイホーレ。ココナッツの路上販売は多く、汁は爽やかな甘みがあって水分補給に欠かせない。
 灼熱の陽光と過酷な風土を象徴的に表現したいと思い「赤」を使っている。