第二科 洋画

特選

内海洋江うつみ ひろえ

こもれび

F100

作家のことば

 福山城の公園の一角にある桜の木。花見シーズンには多くの人で賑わいます。大地にしっかりと根を張った木。繁った葉からもれる光の影は、季節、時間により刻々と移り変わります。そのような中に一匹の猫。賑わった時は終わり。いつもの静かな時間にのんびりと木の下を散策。これは私自身のささやかな願望かもしれません。