第三科 彫刻

勝野眞言かつの まこと

会員

160×160×80

作家のことば

 私は人体の造形を風景として見ている。高く低く、硬く柔らかく、谷が山を作り重なりが奥行を作っていく。それは私が子供のころ育った山間の原風景である。土を籾殻と灯油で時間をかけ焼成し、火の力を借りながら、大地の匂いや土そのものの実在感を生かして制作をしました。