第三科 彫刻

前芝武史まえしば たけし

会員

菫 Ⅱ

190×70×70

作家のことば

 来年、美術解剖学会でメインシンポジストを務める(東京藝術大学美術解剖学研究室招聘)。今回の作品は彫塑並びに美術解剖学研究の一資料となるものを目指した。構造と構成─。これはあらゆる学術・学問を通底する。塊を並べる・積む・組む─。本作の造形要素は塊の「寸法・位置・方向・種類」であり、ロダンの四因子と全く異なる。