第四科 工芸美術

三田村有純みたむら ありすみ

理事・審査員

天壌無窮・あめつちきわまりなし

68×68×14

作家のことば

 青と緑の色を秘めた勾玉の上に、はるか天が佇む。
 天空の運行が永遠に続くように、この地に訪れる自然の営みは、変わることが無い。人はその恵みの中で生かされている。令和の年、永久に続く安寧を求めて創作する。木を彫り、漆を塗り重ね、金粉を蒔き、磨き上げた本作は、人々の手により育れて、時を超えて、完成する。