第四科 工芸美術

山崎輝子やまざき てるこ

会員

160×70×10

作家のことば

 幡は目印。幡は存在の象徴。仏教では仏の威徳のシンボルでもある。この作品は、皮革のマチエールが多様に変化する表情を活用し、本来の幡には裂地や金銅、紙、板などが使われているが、それを皮革で表現した。はたして、「幡」として、どのぐらい主張しているだろうか。幡然と翻ってくれれば喜びである。