第四科 工芸美術

兼先恵子かねさき けいこ

準会員

「櫻日和」― 源氏物語・若菜上の帖 ―

170×130

作家のことば

  源氏に降嫁してきた幼い女三の宮。三月櫻の花のもと、六条院での蹴鞠の会に参加した柏木に、ふとした事で姿を見られた女三の宮。以前より彼女に恋こがれていた柏木の求愛に、夫である源氏との間で心ゆれる女三の宮の無垢な心模様を櫻色のやさしい色調で表現しました。糊型染技法とステンシル技法で仕上げています。