第五科 書

市澤静山いちざわ せいざん

会員

駘蕩

93×170

作家のことば

 心を解放し、何のわだかまりもない心境で運筆したいと願っている。自己の内にある気、性情を腕から指先、そして筆毛の先へと伝え、紙面の上に筆鋒を躍動させて痕跡を作る。このようにしてできた作品であるが、及第点に及んでいない。
 「駘蕩」は広く大きい、のどかな、うららかな、等の意味がある。