第五科 書

横山煌平よこやま こうへい

会員

よろこび

91×181

作家のことば

 万葉集、春の雑歌二首。志貴皇子と尾張連の歌。両歌とも萌え出づる春になった景感を心から喜ぶ様が描かれている。
 書表現においても躍動する精神の生き生き感が少しでも筆触に残せるように努力した。

〈釈文〉
いははしるたるみのうへのさわらびの
もえいづる春になりにけるかも