有岡陖崖
会員
書譜之一節
91×170
作家のことば
ここ数年題材として選んでいるのは、唐代書論「書譜」の文章の一節である。今回もしかりで、内容は、「書の理想とするところは、古法に則りながらも現代性を忘れてはならない」というもの。
制作にあたっては、強く俊敏な線や造形と温雅で繊細な線や運筆との調和を心掛けて書いてみた。
〈釈文〉
馳騖沿革 物理常然
貴能古不乖時 今不同弊