石田雲鶴
会員
藤森天山詩
225×75
作家のことば
日展の作品となるとやはり金紙に書きたくなります。年一回の試練でもありますが、濃墨を使用するので筆先でシャープな線を意とする事は難で、思うように筆を動かす事が無理、せめて余白の美を意識しながら悪戦苦闘の末の作品です。
金紙の素材に拘り続けられる事は、終焉のない書の道を歩んでいるからなのでしょうか。
〈釈文〉
新築團焦小 幽篁分一丘 風爐烹蟹眼 晩饌薦貓頭
改句從僧議 移花共婦謀 天公更游戲 封我睡郷侯