田頭一舟
会員
四季の歌
70.5×231
作家のことば
今回は現代短歌の若山牧水の四季の歌を題材にいたしました。春から冬への季節の移り変わり、自然美を愛することに感動いたしています。
書は一回性、時間性、平面芸術といわれます。心の高揚を書線に求め、墨量の変化で立体的にと想い書作いたしました。特に大胆かつ繊細さを意識いたしました。
〈釈文〉
さしのぼる朝日の光深みつつ
早やけぶりたつをちこちの浪
よりあひて真すぐに立てる青竹の
藪のふかみに鶯の啼く
(以下略)