第五科 書

山根亙清やまね こうせい

会員

月影

225×72

作家のことば

 春と秋の二首を揮毫しました。縦への流れを意識するとともに、横への響きを考慮しました。白と黒の兼ね合いがうまくいくようにとの思いも込めました。

〈釈文〉
吉野山花のふるさとあと絶えて
むなしき枝にはるかぜぞ吹く
月影の澄みわたるかな天の原
雲吹きはらふ夜半のあらしに