第五科 書

加藤子華かとう しか

会員

75×220

作家のことば

 日展に初めての調和体作品の出品。漢字作家として一抹の逡巡はありましたが、日展という少し堅い枠を取りはずし、一般の方々に書道を広く理解して戴く意味を込めて敢えて挑戦しました。それも大字十二文字。五行が呼応して、漢字と仮名の調和を保ち、線の切れ味を重視して、観る人を引きつける作品をと願い制作しました。

〈釈文〉
昨夜一聲の鷹 清風萬里の秋