第五科 書

松清秀仙まつきよ しゅうせん

会員

于謙詩

223×70

作家のことば

 秦隷の様式を念頭におきながら、黒と白のせめぎあいの中、紙面に気が満つるよう心がけました。それぞれの文字の画数から生み出される大小や疎密の変化に加え、運筆によるリズム感を意識しました。さらには重厚な表情に明るさが表れるよう留意しました。

〈釈文〉
西風落日草斑斑 雲薄秋空鳥獨還
兩鬢霜華千里客 馬蹄又上太行山