第五科 書

田中徹夫たなか てつお

会員

秋風

72×230

作家のことば

 万葉集の秋の歌より選歌しました。秋の冷気を含んだ清澄な空気を表現したいと思い、線の躍動感と潤渇に意識して一首大字作品に挑戦してみました。

〈釈文〉
雁がねはつかひに来むと騒くらむ
秋かぜ寒みそのかはのへに