第五科 書

岡野楠亭おかの なんてい

会員

闡彝訓

12.5×4

作家のことば

 題材の語句を庾信の句より闡彝訓(大意は人倫の教えを開き明らかにすること)を選び縦長印形に一行構成とし、朱文印で制作した。
 曲線主体による字形のため、やや刀の動きを抑え中庸を心掛けた。また文字の流動性と朱白のコントラストの冴えに主眼を置いた。