木村通子
会員
長き夜
70×238
作家のことば
金葉和歌集より三首選歌しました。清らで静かな世界を表現したいと願って制作しました。
特に墨色・墨量には最後まで迷い続けました。
八尺の長い紙面に、何か景色が見えると良いのですが…。
〈釈文〉
白河の流ひさしき宿なれば
花のにほひものどけかりけり
藤波は君が千年の松にこそ
かけて久しく見るべかりけれ
(以下略)