第五科 書

野田杏苑のだ きょうえん

会員

万葉集より

70×210

作家のことば

 草がなを使っての作品で、自然な流れ、リズムをつくるにはどうしたらよいかを考えました。行のゆれや転折での筆使いで、一本一本の線や連綿に表情が出せるようにしたいと心がけましたが、至りませんでした。

〈釈文〉
あまりつくあめのかぐ山かすみたつ
はるにいたればまつかぜに
いけなみたちてさくら花
このくれしげにおきへには
(以下略)