第五科 書

柳 濤雪やなぎ とうせつ

会員

道遠知驥

7.8×7.8

作家のことば

 文字の画数が、八画が一文字。十二、十三画が三文字を用いて金文体で表現しました。画数が多いので八㎝角の印材でも全体が穏やかな表現になりがちなので、辺縁を太めに、文字の結体と空間、分間が躍動するよう変化をすこしでも作り出せるように苦労しました。刻してみたい印文でしたので、ほっとしています。